フライフィッシングと新型コロナ禍

警察官

国民の多くが、一生に一度あるかないかの事態に遭遇している。これについて書き記しておこうと思う。

今年の春(2020年)はフライフィッシングをする人にとっても特別なものになっただろう。

釣りの自粛ということ

新型コロナウイルスに対する自粛要請から自由に釣りに行けない状況になっている。(この記述は不正確ではあるがあえてこう書いておこう)

もちろん、自粛要請のために収入が途絶え、経済的に切迫している方も少なくない。また、身内に感染者が出たりでは釣りどころではない場合もあるだろう。

さて、フライフィッシング自体を見れば、いわゆる3密要件はクリアできるだろう。

また、道中で寄り道なしで済ませるなら人との余分な接触もなかろうし、そうすべきだろう。

しかしいくら自分が気をつけても、道中や釣りの最中に不慮の事故などがあった場合には病院に担ぎ込まれ、そこで院内感染という危険性はあり。

また、そもそもがレジャーの釣りという不要不急なことをして、切迫している医療を余計に圧迫したりはしたくない。

そうした思いから釣りの自粛ということはあり得るだろう。

とにかく外出自粛だから釣りもダメ!ということでなく、自分で考えて自粛なのである。

自粛警察

そうしたところで、 facebookなど釣り系SNSでは緊急事態宣言以降にも釣行レポートが上がったりだが、それについて同じ釣り人が演じる「自粛警察」が発生している。

釣行リポートが上がるや、自粛警察が「不謹慎だ!」と警告を与えにくるわけだ。

「釣りに行くなとは言わん、しかしそのようなレポートを上げるべきではない」「みんな我慢しているのだ」と。

これでは「自粛の強要」ではなかろうか。恐ろしく語義的矛盾を抱えている。強要でなく自律的な行動でなければ自粛とは言えないだろう。

中には面白いことを言い出す人もいた。

「今は自粛がルールだろ!」

なんだそれ?である。これも語義矛盾だ。

個人的には、道中を含めて非常に良い条件で釣りができるなら、そのような人は思うように釣りをしてほしいと思っている。

そうした釣りの写真をアップしてくれて構わない。(が、今は自粛警察がうるさいのでオススメはしないが)

それから、SNSなどというものは「自分が見たいものだけを見せてくれ」と言われたり、書き込みの内容を強要される義理は誰にもない。

「俺が気に入らないことを書く奴はけしからん!」

いやいやいや、あんたが見ないでくださいよ、としか言えん。

フライフィッシング年齢

私が子供の頃、人は年を取るにつれて物をよく知り、考え方が穏やかに、そして全体を見通す能力が発達するものだと思っていた。

そうすると自然に、人は年齢を重ねていわば「レイドバック」した感じになる。

ところが、社会に出てしばらくすると、上のような考えはほとんど大間違いだったことに気づかされる。

正解なのはどうやら・・・

「多くの人は年を取って頑なになり偏狭な考えになっていく」

こちらの方が多いように思えてならない。または言い換えれば・・

「偏った情報を一旦信じ込むと、別な新しい情報で先の情報を評価し直すことはしない」

私が子供の頃に思ったような年寄りになるのは、感覚的には20%程度以下ではなかろうか。

さてさて、そこでフライフィッシング愛好者の年齢ということを見てみよう。

パッと見、そりゃ年寄りが多いです。

となると、その80%ほどは私の定義による「ロクでもない方」のジジイたちということになる。

なんか嫌だなあオイ。

ここは注意して、自分自身がそんなジジイにならないことを心がけよう。

自粛警察、これジジイが多いと思うよ。

あ、私自身は人にジジイと呼ばれてもおかしくない年齢になったと思う。

追記:”自粛警察”に4つの行動パターン指摘

映画監督の想田和弘氏による自粛警察の分析。なかなか的確だと思う。

  1. 彼らは『やって良いこと』と『悪いこと』を法律とは無関係に決定し、それを守らない人間を罰する権限と資格があるとなぜか信じている。
  2. その行為は正義であると信じている。
  3. 『医療関係者』や『命』を盾に取る(これを言えば相手は黙ると思っている)。
  4. 『命』を盾に取る割りには、『おまえがコロナにかかっても病院行くなよ』などと命を粗末にするような発言をする。

社会学者 宮台真司氏のコメント

「コロナ禍で不安なのは当然。諸外国も似たようなもの。問題は日本人がゼロリスクを求める『安心厨』だらけなこと。背景は二つです。

第一に、同調圧力になびく者は、同調しない者を見つけると自分を否定されたと噴き上がる。

第二に、オカミ依存で思考停止する者は、オカミに逆らう意見や振る舞いに、不安をあおるのかと激高する。

どちらも『不安だからこそ仲間と知恵を出し合う工夫』ができず、『不安なのはお前のせい』と差別に走る。それが恥さらしだと自覚できないほど感情的に劣化した連中がうようよしています」

コメント

  • 同感です

    おっしゃる通りと思います。
    マスコミに洗脳されちゃって自分の脳みそで考えられない人が多い印象です。最近よく聞く「同調圧力」とかいうのも、使いようによっては集団リンチですからね。でも「言うことを聞かないやつらがいる以上、罰則を伴う法律の整備を、そのために憲法の改正を!」という方向に流れそうで、それも怖いです。
    日本という村社会での村八分を恐れて誰も言いたいことが言えない社会、そんな風になってほしくないです。


  • Re: 同感です

    >>1

    コメントありがとうございます。追記として映画監督の想田和弘氏による自粛警察の分析を追加しておきました。当たっていると思います。



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