百均イヤホン・こりゃダメ
パソコンで音楽鑑賞やYoutubeの動画の音を聞くとき、私はほとんどがイヤホンを使っている。
とは言っても専用品ではなく、昔のガラ携時代に電話機本体に付いてきたもの数本を残してあり、それをそのまま流用している。
このような「とりあえず」という製品であるから、音質などほとんど気にすることなく「聞こえればそれでOK」という感覚である。
そんなイヤホンであるが、使ってしばらくすると時間の問題で老朽化し、そのうちに壊れる。故障の多くは断線である。その故障のたび、取り置きしてあったガラ携イヤホンを取り出してまた使うのである。
ところが過日、取り置きしてあったガラ携イヤホンのすべてを使い切ってしまった。
そこで思い出したのが百均(100円均一ショップ)にステレオイヤホンを売っていたこと。
そもそもが音質などほとんど望むことなく、とりあえず聞ければOKという考えであるから、百均イヤホンを手に入れればそれでよしとした。
それをパソコンにつないで早速に音を確かめて驚愕してしまう。
まるで「糸電話」か何かの音ではないか。
中域だけ残して上下がバッサリなくなった音なのである。もっと詳しく書けば、多分400〜600hzの帯域の音しか出ていない感じ。
聞ければ良いと言ってもこれはまいった。人の音声のみのラジオ番組(Podcastなど)を聞くのでさえ、中域しかないその音は恐ろしく不快なのである。人の音声でダメなら音楽など聞けたものではない。
これはいくら何でも酷すぎる。もしかしたら不良品ではないかとさえ思われたが、何せ百均の品物である。
単に聞ければ良いと思っていたイヤホンに数千円、何万円もつぎ込むつもりはないが、百均のこれは大ハズレ。よほどの緊急用でもないと使う気がしない。