宇治の鳳凰堂を見学する・謎深まる
小学生の頃、多分一度は学校から見学に来たと思う。
しかしながら日本の歴史モノに全く興味がない少年の私はほとんど記憶に残っておらず。
それからうん十年ぶり、故あってこの地を訪ねた。
最初の感想は・・・
「あれ?こんなにこじんまりしていたんだっけ?」
鳳凰堂・左右ウイング部の謎
実は小学生の頃、プラモで鳳凰堂を作ったことがある。他に時代物として金閣寺や各種の城もプラモで作った。その理由としては現物を見られないこの種の有名な建物を写真でなく立体物として理解したかったからだと思う。歴史的建造物そのものに興味があったわけではない。だから同時に東京タワーもプラモで作っていたのだ。
しかしながら、鳳凰堂に関してはそのプラモ作りでたいそう謎な部分があった。それは左右のウイング部がセンター部分となんら接合されていないという構造的な不完全さ。
これってプラモの設計ミスだとばかり思い、何か無理に左右ウイングとセンター部分を接続してしまった記憶がある。(しかしながら、かなりな無理があったのを記憶している)
そして子供心に不思議が残った。(小学生の頃の見学はプラモで作る前のこと)
「あれ?見学したはずだがこの左右部分はセンターにどっかでくっついていたのか?いないのか?」
「くっついていないとすれば、それは変だろ!」
それから全く鳳凰堂は興味の対象から外れ、数十年を経て再び現物を見てみたら、それがどうだ!?
現物自体が左右ウイング部とセンター部が未接合ではないか。あの左右の回廊風な部分は、センター部となんら接合はない。ただ近くに寄せて作られているだけ。完全に切り離されている。
で、あの左右回廊部分は人が下を歩けはするが、歩いて行ったところで何か用途があるわけでもなく、二階部分はと言えば、高さが足りず、人が歩けるようには全くなっていない。
超久しぶりに鳳凰堂を見て、謎は解けず、さらに深まった。単なるデザインでああなったとでも言うのだろうか?
鳳凰堂の左右ウイングに、何か実用性と意味を見出したい今日この頃。
ちなみに、周囲の浅い池には鯉とそしてブラックバスがいた。
裏を流れる宇治川から引いた水が入っているのだな。バスがいても無理もない。
コメント
-
たった今NHKで・・
今たまたまNHKの放送で見た。鳳凰堂の左右ウイング部は、マジ飾りで実用性なしですと・・・