気分転換にジャークベイトを投げる
少しの空き時間ができたので淀川にルアーでの「キャスティング」をしに行く。
釣りではなく、あくまでもキャスティング。単に気分転換である。
とは言ってもとりあえず釣りのスタイルとして実際に釣れる可能性があるルアーを投げる。まあ「釣り気分」を味わうという感じ。
フライロッドを持ち出す手もあるが何せそこは淀川、フライよりもバス用ルアーの方がお似合いだと思う。
バス用ベイトロッドでとにかくフルキャストをする、という行為だけでもまずまず気分転換。
とは言っても、釣れる可能性が少しでもある道具立てにしようと思う。
さて、上の画像はもう15年ほど前のタックル。今こんなのを使っている人はいないだろう。
ラトリン・ローグというルアー(スミスウィック)
ちなみに、ラインに結んでいるルアーはいわゆるジャークベイトというもの。冬季の低水温期にも使えるアクションを作れるもの。
ただし、有用なアクションを作るのはそこそこ難しい方だと思う。
なお、このルアーは「サスペンド」タイプとして比重が水に近く、浮きも沈みもしない設計。ポイント上の水中で完全にステイさせることができる。
この性質は一年の内、ある時期に大変効果を発揮する。
で、この釣りをしてみるとバスは決して捕食活動としてこのルアーを食うわけではなさげ。
バイトの瞬間を目にすると「怒ってるね」という感じに見える。
このルアー、ラトリン・ローグは一見すると細長い小魚のような形であるが、いやいや、これが魚だと思われて食われるのではないようだ。
さて、約二時間ほど、ほとんど当て所なく淀川本流でルアーを投げた。
途中で出会った平日バサーと話をする。
「ワンドの方は減水でダメ」
「あー、それで本流に・・・」
打ち上げられた流木に腰掛け、水筒からコーヒーを飲み、一服して帰途についた。