釣り用車にフォレスターを見に行く
Good釣り車を求めて
自分の釣りに最適な車を探す旅。なかなかゴールが見えないまま今日に至る。
僕の釣り車の条件
(山岳部でのフライフィッシング)
- 普通車両
- できるだけコンパクト
- 車中泊がしやすい
- 高速道路をそこそこ楽に走れる
あまり厳しい条件ではない。
そこである時までスズキのクロスビーが候補だった。
ところが、うちの超能力女房が変な夢を見たことからスバルのフォレスターが突如として候補に上がってきた。
女房が見た夢とは、スバルのマークがあり深緑っぽいメタリックカラーの車がうちにあると。
なんでや?
スバルで、グリーン系メタリック?
となると車種が限られている。
アウトバックと、それからフォレスターしかない。
アウトバックは日常と僕の釣りには不用意にデカすぎ(全長4820mm)。これじゃあ天川の道で切り返しUターン面倒だろう。
となると残りはフォレスター(全長4625mmでなんとか)。このサイズなら都心部の狭い駐車場に入るのも、天川の狭い道でもギリギリ、もしかするとそれでも少し大きすぎと思っている。
(なにせ最初の候補であるクロスビーの全長は3760mmですぜ。)
しかしこのフォレスターという車、良いことはわかっている。
フォレスターはクロスビーに比べれば車として様々な性能で上回っているのはわかっていたが、なにせ僕の釣り目的としては全長、全幅共にちょっと大きい。
日常の買い物程度の行動にとっても少し無駄にデカイし、特に四駆いらん。
ただし、逆にクロスビーのように軽量コンパクトさが高速道路の長時間走行にはちょっとしんどいかもと考えていたところ。
スバルのページでフォレスターの情報を得る
釣りに適したタイプをフォレスターで探すとどうやら X-BRAKE が候補に上がる。
X-BRAKE は撥水加工のシートとカーゴマットを最初から備えておる。
しかし超能力女房が夢で見たグリーン系メタリックがラインナップになし・・・
ううむ、まあ色はこの際後回しにするか・・・
ごく大雑把にオプションを選び、見積もりを取ってみるとざっと370万円。
対するクロスビーは4躯で270万円。
両者、まあそんなところだろう。
とりあず、ディーラーに連絡してフォレスターの現車を見せてもらうことにした。
フォレスター X-BRAKE の印象
ディーラーにあった現車は白のX-BRAKE 。近くで見るとなかなか迫力がある。これはカッコええで。
各所は流行のデザインを取り入れているが、全体としては大人しめ。ぱっと見は斬新な感じはしないが長く使っていて飽きが来ない感じ。
全高は1700mm程度とクロスビーと大差なし。
フォレスター X-BRAKEのシート
撥水処理されたシートは明るめな色でカジュアル。これは釣り車として好感が持てる。
シートの座り心地としては、たまたま自分の体格にフィットするのか、かなりしっくりくる。「おお、これはなかなかイイで」。
シートに関してうるさい女房もOK。
内装
これは X-BRAKE 専用に赤いステッチなどのアクセントが施されており、少しだけチャラい感じがしないでもない。
ま、それでもカジュアルさが出ていて親しみやすいとは思う。
車のタイプからしてラグジュアリーでなく積極的にアウトドアに使いたいわけだから、カジュアルでOK。
ダッシュボード、インパネデザインは十分に納得できる物であるが、こんなことはあくまで好みの問題。機能上あまりにおかしなことでない限りは判定から除外。
ただ、ハンドル周りにはやたらスイッチが多い方。
まあ、車に付いた機能のON/OFFをハンドル周りで処理しようと思うとこうなるのも仕方なしか。
ハンドル周りのスイッチの機能の一個一個を担当者が教えてくれたが、聞いてみるとまあ、なるほどそりゃ付いていても仕方ないな、というものばかり。
フォレスターで車中泊は可能か
まあなんとか。
後席シートを倒せばカーゴルームが延長して150cm以上の大体平らな面になる。後席シートの継ぎ目からフロントに向かって少し傾斜がつくが。
それでも些細な工夫で身長170cm程度の人なら、なんとか真っ直ぐに寝られそうだ。
この点はクロスビーより期待できる。
それから X-BRAKE の場合、リヤゲートにLEDランプが標準装備。
薄暗い時のタックル整理などには重宝するだろう。
フォレスター X-BRAKE を運転してみる
実は気になっていたのが「リニアトロニック」というまあCVTのこと。
しかし実際の運転では全く気にならんね。
ただ、メカ好きから言わせてもれえば、あのプーリーを使った変速機構はどう見てもエネルギーロスがありげで少し気持ちが悪い。
でも実用上問題なしならまあええわ、という感じ。
この車、エンジンは2.5リットルのNAでパワーは十分。公称燃費は意外に良い。
ところで、普段1トン強クラスのコンパクトで軽量な車に乗っていると、フォレスターのように1.5トンクラスの車を運転するとそれだけで重厚感あり。比較の問題であるが普通に乗り心地悪いはずはない。
ただ、アイドリングストップからエンジン再始動時のスムースさに関しては、マイルドハイブリッドのクロスビーに軍配が上がる。
クロスビーの、駆動用モーターがエンジン始動モーターを兼用する静かな始動はやはり傑出している。
さて、試乗は販売店の周囲の道をぐるりという感じだが、交差点の右左折、ちょっとした加速、蛇行してみてのハンドルの感覚などをかろうじて確認はできた。
全体としてなかなか良いのではないかと。
そして、走行性能としては常時四駆として絶対的な信頼性は超高い。
フォレスター X-BRAKE 全体的な装備
安全面に関しては国産車の中でもトップクラスにあるだろう。このあたりは全く問題なし。
シートヒーターが前後の席両側、ハンドルウォーマー、凍結防止の熱線入りワイパー&ドアミラーなどなど、寒いところで有用な装備もあり。
これは氷点下でも釣りをするケースもあるので重宝しそうだ。
フォレスター vs クロスビー
はっきり言って比べるようなもんでもありません。
が、しかし購入する立場としては比べざるを得んわけでして。
フォレスターの370万円、クロスビーの270万円、これシンプルに見てまさに100万円の差がそのまま車格の違いですごい納得できる。
いや、もしかしたら全体の性能・機能からしてフォレスターの方がむしろコスパが良いかもだ・・・