フライタイイングのための拡大レンズ考

フライフィッシングは釣りの中でもそこそこの年齢以上の人が多いのは確かな感じ。

するとフライタイイングや、現場でフライを結ぶとき、老眼鏡を使っている人も多いはず。

私の場合、日常生活において老眼鏡を使うことはほとんどないが、フライタイイングやティペット結びといったレベルの細かい作業では度数1〜1.5程度の老眼鏡のお世話になっている。

で、ひょんなことから巷で売れているという「ハズキルーペ」を入手してしまったのでここにリポートしておこう。

この品物、元は義母が通販で買ってしまったもの。義母はもう70歳を超えており、普通に老眼鏡をかけてはいるが、趣味のパズルが見難いと言ってハズキルーペの購入に至る。

義母がしばらく使っていたハズキルーペだが、思っていたような商品ではなかったとして「もういらん」となり、私の方に回ってきてしまった。

私自身としては、義母がハズキルーペを購入するという話を聞いたとき、それは正解だろうか?しっかり度が合った老眼鏡の方が良くないか?という懸念はあった。

ハズキルーペとは何か?

これ、その名の通り「ルーペ」である。単に拡大鏡。

ハズキルーペ1

だからそもそもが老眼の補正ではない、と言えばそうなる。
(↑しかし微妙なことろ)

私の場合は老眼自体が軽度なこともあり、裸眼にハズキルーペをかけると、その拡大率だけでフライタイイングは可能である。(いや老眼鏡自体がいわゆるルーペとは光学的には違いはないと感覚的には思っているけど)

また、ハズキルーペはメガネの上からかけられるから、いわゆる近視や乱視などのメガネをかけている方も使用可。こうしたことにおいてハズキルーペは明らかに視力の補整でなく拡大鏡だ。

しかし、拡大専用メガネで言えば、ハズキルーペ以前にいくつも商品がある。

突出してハズキルーペでなければ、といいう部分があるのかないのか、それはよくわからない。

宣伝で見る限りは「お尻でふんずけても壊れない」ということくらいだろうか。

レンズの精度は価格なりになのだろう。

それから「売れている」ということに関しては通販カタログやTVCMの力が大きいとは思う。

ハズキルーペの価格

メーカー直のサイトで価格を見ると税込10,980円。(送料別)

ハズキルーペのケース
こんなケースに入っている

ところが、これがすでにネットの一般ショップでは多少の安売りが始まっている。

安いところでは税込7,768円(送料無料)といった物もあり。

拡大率として3種類の設定があるが、私がもらったものは1.6倍で、フライタイイングにはちょうど良しといったところ。

かけ心地、使用感はそれぞれの好みがあるだろうが、個人的には「まあ使える」「おすすめはできる」と思われます。

フライタイイングで何か拡大レンズを使いたい、と思っている人は選択範囲でしょう。

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