ソリッドカーボンという選択
画像はSOLID OCTAGONよりNo.83224
フライロッドの素材や構造について、実用になる新しいアイディア。
それは多分前から考えられてはいたのではないかと思われるが、市販されるのは初めてかもしれない。
それは切削ソリッドカーボンという選択。(特筆すべきことは他にいくつもあるが)
釣り竿には先端部のみソリッドカーボンを用いた物があるが、このフライロッドは先端だけでなく根こそぎソリッドだ。
その上に断面が八角。
細かい構造や特徴は是非ともSOLID OCTAGON にて確認いただくとして、それを元にこの竿について想像を巡らしてみよう。
これ、もしかしてすごいく良い竿ができているように思えてなりません。
いやもしかして全く新しいフィールがあるかもで興味がつきません。
さて、普通に考えてソリッドであるだけに重いのは確か。
しかし、何種類かの竿を振ってみて思うに、それは軽ければ良いというものでもないのは確か。
筆者のようなグラス好きにとっては「竿の重さ」がラインを投げてくれていると思っているほどである。
重さについての考察
この竿について、単にサイトの説明を読むだけでも興味が尽きないが、ここでは重さとキャスティングについてだけ思うところを記しておこう。
竿やリールは軽ければ軽いほどそれを使う人間にとって筋力としての負担が少ないのは確か。
しかしながら道具が軽ければ良いキャスティングができるかと言えばそうではないかもだ。
重い竿&リールの利点を端的に書けばキャストの安定度が上がること。
重いものには慣性が働きやすい。動いているならそのまま動き続けようとし、止まっているものはそこにじっとしていたい。言うなれば「フラフラ」しないのである。
ものは試し、ある竿でキャスティングが左右にぶれるとかという悩みがある人は、リールを重い物に変えてみるのは有り。前より疲れるかもしれないが、安定度は上がるはず。
そういえば、スカスカに軽すぎるフライボックスも使いにくいですよね。これは竿やリールにも似たところあり。
さてさて、この新しい考えのSOLID OCTAGONですが、価格が少しばかり高め。でもこれくらいならありだなーという線に落ち着いていると思われます。
興味がある方はどうぞリンク先をご覧ください。