夜明けの森、夕暮れの谷
イワナの棲む桃源郷へ
著者:湯川 豊(ゆかわゆたか)
出版社:マガジンハウス
発行日:2005年7月14日第一刷
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イワナ好きなフライフィッシャー全てに送る、泣ける一冊。
本書のポイント
(本文より)
イワナを、親しい生きものということが許されるだろうか。魚は水の中に生きて、僕の知らない生命の秘密を背負っている、はるかに遠い存在だ。
(以上本文より)
前作イワナの夏より10年以上経てから編まれたエッセイ集です。湯川ファンには見逃せない一冊。
美しい文章です。悲しくはないがなぜか泣けてくるのです。作者は忙しくてなかなか釣りに行けない。やっとの思いで釣りに出かけてそこで見ることは、フライフィッシングが日常となっている人の見方とはまったく異なる景色があるのかも知れません。