釣り人と喫煙
勝手な思い込みだと思うが、釣り人には喫煙者が多いように見える。
ネットに上がるSNSの情報などを見るにつけ、釣りの現場報告や道中の傍にタバコのパッケージがあったり。
今の時代、どう考えても喫煙は褒められたことではないが、過去からの習慣として残ってしまっているのが現実だ。
そして僕自身が喫煙者でもある。
釣り人と喫煙
ところで、釣り人が喫煙するタイミングがあるとすれば、それは「何か一段落ついたとき」だな。
道具の準備が整ったとき、目的地に着いたとき、そしてハラハラしながら大物を仕留めた後などだろう。
特に、難しい局面での大物取り込みなど、非常に興奮状態にあり、ことが終結した時にはいわゆる「一服」したくなる。
それから、昔から言われることだが釣り人は概して「気が短い」とされる。
要するに、すぐに興奮してイライラするわけだ。そんな時にはタバコ一服の鎮静作用が欲しくなるのだろう。
釣果と喫煙
喫煙者は非喫煙者に比べて釣果が低いという。
その理由は、喫煙者の場合、タバコのヤニが餌やルアーに移るからだと。
確かに鯉やヘラの練り餌を作る手がヤニ臭いとダメだろうなと思う。
フライフィッシングのフライでも影響あるかもだ。
IQOS (加熱式タバコ)を試す
ところで、故あって僕自身が紙巻きタバコを減らし、煙の出ない(すなわちタールを吸い込まない)加熱式タバコを試すことになった。
充電器、タバコフォルダなど、作りは意外に良く質感が高い。
加熱式タバコというのはタバコの葉を燃やさず、加熱することで発生する蒸気でタバコのような風味を味わおうという製品。
葉が燃えないので確かに煙は出ない。よってタールは出ない。
味はと言えば、これを例えれば「生焼けタバコ」である。
「生焼け」とは、普通の紙巻きタバコの着火に失敗し、先っちょの角にだけ小さな火がついている時の中途半端な感じが似ている。
で、IQOSのような加熱式だと吸い始めから終わりまで、ずっと生焼け風な感じだろうか。
それでもある程度のニコチンは発生しており、煙の代わりに水蒸気を肺に吸い込んで吐き出すことはするから、タバコを吸っている気分がないわけではない。
ただし、加熱式タバコの場合、一本分に含まれるニコチン量が測定できないらしく、パッケージには紙巻きタバコのような記述はない。
さて僕の場合、紙巻きタバコからIQOSに切り替わるのか、またはなんとなく喫煙をやめてしまうのか、今のところわからない。
あ、それから加熱式タバコはライターで火を着ける必要がないというのが、これはつまらんですね。
それから、釣りの現場でIQOSのような擬似喫煙をしようと思えるかと言えば、それは多分ないと思う。
どうも違う。