スズキ・ソリオ・バンディット試乗記

スズキ・ソリオバンディットオフィシャルページ

この車は異常に中が広い。まあ、最近は軽四でも驚くほど車内スペースが広いのだが、ソリオはそれに輪をかけて広いと思う。

ただし横幅に関しては小型車ギリギリよりさらに小さめな設定であり、後席は大人二人が妥当。三人横がけはちょっと苦しいと思う。しかしまあ、年間に何回大人5人が乗って遠出するだろうか?そのおりには別な車を用意することが妥当である。普段は一人か二人しか乗っていない現実がある。

僕がこの車を釣り用の候補にしているのは、前後左右のウォークスルーと、もしかすると車中泊でまっすぐ横になって寝られる可能性があること。

ソリオとイグニス

左:ソリオ・バンディット 右:イグニス

シートアレンジ

車中泊を考えるとシートアレンジとして大人一人がまっすぐに横になれるようにと願いたい。

しかしながら、標準状態ではこのソリオと言えどもまんまの機能ではフルフラットとはいかず、ちょっと工夫が必要そうである。

しかしそもそもがこの車のサイズだから無理もなしで、標準でフルフラットが必要とあらば七人乗りのミニバンクラスの車になるのだろう。

この点、ソリオは非常に惜しい。もうちょっとでまんま横に寝られそうなのになあ。もしかしたらホンダならそんなデザインができたかもなのにと思えて惜しい。

今ならサードパーティーで各車用の車中泊キットのような物を売っているようなので、そちらで工夫すればなんとかなりそうではある。

ドライブ

まあ普通である。楽である。アイドリングストップ系はイグニスと同じ感じに非常にスムースである。アイドリングでストップしたエンジンはアクセルを踏むと知らぬ間にかかっている感じで再発進に関しては何のギャップも感じない。

車重も軽い方で、4WDになっても1tを切っている。動力性能と比べて普通に使うのに十分である。まあ、これといった特徴はないが、ウインドウが広く、見切りが大変良いのではなかろうか。また着座点も高めで見晴らしが良く開放感がある。

少し残念な安全性能

デュアルカメラブレーキサポートなどオプションで選べるのだが、いかんせん、カーテンエアバッグの設定がない。運転席、助手席はサイド部も十分だが、後席に関してエアバッグ的には無防備である。この点、イグニスの方はカーテンエアバッグがサイドエアバッグと共にオプションとして選べる。なんでカーテンエアバッグを外すのか、非常にわからん部分である。か、または車のデザインとしてカーテンエアバッグの有効性に問題ありなのか?

バックドアを開けて

釣りでお世話になるだろうバックドア。ほとんど長方形のドアが水平位置まで上がる。これは小雨の中で釣りの用意をしたりといった状況では丁度良いひさしになってくれるだろうし、日よけにもなろう。カングーやミニのような観音開きではこうは行かないのだ。(これがあってカングーやミニを選ぶ気がしない。あ、ミニはいつの間にか観音開き廃止なのか。)

荷室はお世辞にも広いとは言えないが、後席の背もたれを倒してしまえばかなりなスペースが生まれる。これはイグニスの比ではない。一人の釣りと一泊の車中泊なら十分だろう。

釣りの車として

車内のウォークスルー、そして着座位置が高めなことからくる乗り降りのしやすさなど、釣りの現場ではかなり重宝しそうだ。

また前席の背もたれ両側には簡易の折りたたみテーブルも備えられ、ちょっとした食事にも便利だろう。助手席シート下には取り外し可能な大きなトレーがあり、これに手近な食料などを置くのにも重宝しそうである。

惜しむらくは走破性。まあこれを言っては酷だろう。ソリオはあくまで普通の乗用車なのである。走破性とスペースの両方を求めるなら、三菱のデリカD・5のような車になるのだろう。いやこれは山の中に入るにはでかい。

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