雨の日の釣師のために
釣り文学35の傑作
編:D&G・パウナル 開高 健
出版社:株式会社 TBS ブリタニカ
発行日:1991年9月11日第一刷
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雨の日の釣師のために―釣文学35の傑作本書のポイント
主な収録作品
- 二つの心臓の大川 ヘミングウェイ
- 誰にも釣れない鱒 フォークナー
- クレオパトラのいたずら シェイクスピア
- かわめんたい チェーホフ
- 魚 D・Hロレンス
- 釣師 イェイツ
- 二人の友 モーパッサン
- 幻談 幸田露伴
- 釣魚記 井伏鱒二
- 黄金の魚 開高 健
ごらんの通りそうそうたる書き手によるズバリ釣り文学。ただしフライフィッシングのみの釣りの話という訳ではありません。
そもそもが個人的にフライフィッシングというのは文学的な釣りと思えてなりません。文学的といってぴったりでなければ哲学的な釣りとでも言いましょうか。
かたやマッチ・ザ・ハッチの釣りなどフライフィッシングはずいぶん科学的な側面もあります。が、しかしどうしても科学で割り切れないこともあり。いくら科学的な釣り人が、「私のフライフィッシングは科学的だ」と豪語しようにも、その面白さを科学的に証明することは不可能でしょ。