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結びの考察

ヤマメ、アマゴ、イワナを釣る一般渓流の話でリーダーとティペットの結び、そしてティペットとフックの結び方はあまり論議がないと思う。

リーダー&ティペットはサージョンスノットかエイトノット、ティペット&フックはユニノット、フリーノット、クリンチノット、実用上これくらいが定番であってそれで十分だからだろう。

しかし結びが強いことに越したことはない訳で、思わぬところでラインブレイクが起こったときにはちょっとは考えてもみたくなる。

ところが僕が思うに、結びの強度は結びのタイプより「結ぶ人」による違いが出るのではないかということがある。

多分、誰しも「得意な結び、苦手な結び」というのがあるように思う。

同じタイプの結びでも、人によってはそれが強かったり弱かったりということ。

さて、以下の一覧は無結束の強度を100%としたとき、結びにすると何%の強度になるかというもの。いやいやいや、他の誰かがこれらの結びをすると、違う結果になるだろう。

ノットのタイプ

画像引用元:LOUISIANA FISHING BLOG

自分にとっての最善の強度の結びを知るには、自分で何通りか実際に試してみるまでわかりません。そして同じ結びを何度か練習するうちに、その強度も変わってくるはず。

ノットのタイプ以外の条件

個人的な思いの中に、ティペットとフックのアイとの接続はフリーノットとTIEMCOのドライシェイク&ドライシェイク・スプレーは相性が悪いということがあり。多分、クリンチノットやユニノットのようにフックのアイを締め込んでしまうタイプの方がトラブルが出ないような気がする。

また、リーダー&ティペットでは、それぞれが別素材である場合に注意が必要。例えば、リーダーがナイロンでティペットがフロロといった場合。

フロロはナイロンよりも硬く、フロロの結びがナイロンを食いちぎる形での断裂が発生しやすい感じである。

で、フロロとナイロンを比べると、同じlib数であればフロロの方が太く、そしてもとより硬い。ナイロンリーダーにフロロのティペットを接続するときは要注意である。

なぜナイロンリーダーにフロロのティペットか?

これは特例と言えると思うが、ティペット部を沈ませたい場合にこのようなセッティングをする。ナイロンのティペットが水面に浮いていて、そのシルエットが魚に食い渋りを起こしていると思ったとき、沈むフロロのティペットを使ってシルエットを消そうという方法である。

ラインを締め込む前にツバをつける話

ノットのタイプはともあれ、とにかく締め込むときには「ツバ」をつけて摩擦を低減させる話がある。

しかしながらこれも個人差がありで各自実験するべし。

私の場合はツバをつけてラインを締め込むと確実に結束強度が低下する。

フロータントとの相性

実は個人的にはフリーノットと相性の悪いフロータントが存在すると感じている。

以下の記事でこのことに言及している。

ドライシェイクシリーズ(TIEMCO)

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